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135話 普通の朝に使う器

Author: 八月 猫
last update publish date: 2026-09-22 09:00:31

 帰り道、私はスーパーに寄った。

 買うものは決めていた。

 ヨーグルト。

 それだけ。

 でも、棚の前に立つと少し迷ってしまう。

 いつも買っているもの。

 少し高いもの。

 果物入りのもの。

 小さなカップに分かれているもの。

 特別な器を買ったから、特別なものを入れたくなる気持ちもあった。

 でも、展示室で自分が言った言葉を思い出す。

 特別なものを入れるためじゃなくて、普通の日に使うための器にしたい。

 私はいつものプレーンヨーグルトを手に取った。

 それから少し考えて、冷凍ブルーベリーもかごに入れた。

 少しだけ色を足す。

 それくらいなら、普通の日の中にあってもいい。

 会計を済ませて店を出る。

 バッグの中には、小さな深皿。

 手提げ袋にはヨーグルトとブルーベリー。

 何でもない買い物なのに、少しだけ胸が

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